職業柄様々な場所にお伺いさせていただく機会があります。
その道中ふと目に止まるような場所、地域の隠れた名所・史跡など・・・
有名なところ・地元の人しか知らないような場所などご紹介できたらと思っています。
第1弾は赤磐市熊山の石の懸樋です。
赤磐市熊山の支所のあたりから少し岡山に寄った吉井川沿いにあります。

お客様の住宅を建築中に毎回通る道沿いに上の看板が立っていて、いつも気になっていました。(でも駐車場などなくて県道から小道が伸びてるだけで、なかなか立ち寄る機会もなく・・・)
看板にありますように、県指定文化財「田原水道水路橋」が正式名称のようです。

ご覧のように県道から小道が伸びて、間に畑もありいったいどのようなものなのか検討もつきませんでした。

なんと!!
偶然なのか、有名な場所なのか・・・!
20人ほどの方と遭遇。。。
写真など撮っている内にみなさん出発されてしまって、
どこから来られたのか聞けなかったのですが・・・
そういえば少し離れた所に観光バスが。思った以上に有名な場所のようです。

ご覧のような案内板や石碑・石版などもあり、本当に名所のようです。
(県指定文化財なので当然と言えば当然ですね;)

懸樋の正面図です。

懸樋の側面図です。
懸樋なんてあまり普段使わない言葉ですが、地上にかかる水路という意味のようですね。
少し上の案内板によると・・・・
1696年なので、江戸時代も「生類憐れみの令」で有名な5代将軍徳川綱吉の治世ですね。
田原水道という、おそらく地域の農村の為の水道が、吉井川の支流の小野田川にぶつかってしまい、また田原水道の底が小野田川よりも高い為、水がそこで止まってしまうと・・・。
その解消のために、小野田川の上に石の水道を作ったようです。
最大規模の石の水道のようです。たしかに現代でもなかなか凄いと思えるような構造物です。これを江戸時代の初期に作ったのだから凄いものですね。

このような形で当時は流れていたようです。下を小野田川が流れ、その上のこの石樋を田原水道の水が流れています。
ただ現在の石樋は昭和57年に移築されたようで、当時の場所とは違うようです。
案内板には当時の写真も掲載されていますので、ぜひご覧になってください。